市政報告

高円宮妃久子殿下交流会挨拶

平成16年3月17日

高円宮妃久子殿下の格別のご高配により、明18日から4月11日まで、岩国美術館において、高円宮憲仁親王殿下の写真とゆかりの品々の特別展が開催されることになり、こうして妃殿下を当地にお迎えすることができましたことを、大変光栄に存じます。昨年7月に、「根付」展が吉川資料館で開催され、そのオープニングに御成りいただきました。お目にかかったのは初めてでありましたが、親しく接していただきましたそのお人柄に誰しも感銘を受けたことは記憶に新しいところであります。一同妃殿下の再びの御成りを大変楽しみにしておりました。

高円宮憲仁親王殿下は、公務ご多忙の中、音楽やスポーツにも親しまれました。学習院初等科の卒業アルバムには、「指揮者になりたい」と書かれたそうです。「素顔の一瞬(とき)」という殿下のご本の締めくくりには次のような記述もあります。「音楽やスポーツを仲間と楽しむことは素敵なことです。この二つは今後もずっと続けていきたいと思います。そして写真も」。もちろん、根付の収集家としてもご高名な上、茶道、華道など日本の伝統文化に対するご造詣はとりわけ深く、平成15年には殿下のご遺徳を永く後世に伝えるため、「高円宮殿下記念地域伝統芸能賞」が創設されました。今回の特別展を通じて、そうした殿下の幅広いご活動の一端に触れることができるのではないかと思います。

昨年の秋だったでしょうか、東京の銀座で開催されました殿下ゆかりの品々の展示会を拝見する機会を得ました。世界各国の美しい写真や見事な根付に改めて感銘を受けました。実は、その中にありました「愛子」さまの愛らしい写真に、明日再び会えるのではないかと密かに楽しみにもしております。また、妃殿下のご配慮により錦帯橋用材で作られた根付が何点か展示されています。

3年間にわたって市民挙げて取り組んできました50年振りの錦帯橋の架け替えも無事に完了し、その美しい姿を見せています。20日には完成式と渡り初めが行われる予定になっており、「錦帯橋夢フェスタ」と銘打った様々なイベントも計画されています。今回の特別展「一期一会」は、一連の記念行事の先頭を切って開催されることになります。どうか、ご出席の皆さんが中心になって、多くの方々に来館していただき、大いにお祝いの機運を盛り上げていただきたいと思います。

妃殿下におかれましては、殿下のご遺志を受け継がれ、ますますご健勝で、国民のためにご活躍されますことを心からお祈り申し上げまして、私の歓迎のご挨拶とさせていただきます。