職員の不祥事に対する訓示 <平成15年2月10日> 1.先日、公金を横領するという不祥事が発生。一昨年に続くもので、市民から強いお叱りと抗議を受けている。皆さんと共に築いてきた信頼を突き崩すもので、大変残念であり、悔しい思いである。この気持ちは皆さんも同じだと思う。 すでに、私も含めて関係者の処分を実施、綱紀粛正の通知も出した。 さらに、本日、庁内に中堅職員によるプロジェクトチームを設置。早急に、現金収納事務につき、問題点を洗い出し、二度と同様な事件が発生しないよう抜本的改善策を検討してもらう。 2.ただ、どんなに完璧な仕組みを作っても、それを動かすのは人、人の心である。 もう一度、我々のよって立つ原点を思い出してくれ。市民の委託を受けて、市民のために仕事をする、そこに我々の基盤がある。 五つの原則「公平・公正」、そして「市政刷新宣言」で行政の倫理の確立をうたった。 今回のような犯罪行為は言うまでもないが、この「公平・公正」ということを改めて考えって欲しい。自らの判断や行為は、常に市民の目の前でオープンに堂々と説明できるものでなくてはならない。市民の信頼がなければ、税を預かり、それを公のために使うという我々の仕事は不可能。根底から覆る。今の日本で一番欠けているものは、政治に対する信頼である。信頼を失えば、私は直ちに職を辞する覚悟である。 逆に、我々一人一人が、市民のために仕事をするという確固たる信念を持ち、市民の信頼があれば、どんな困難な仕事も必ず成し遂げることができる。自分たちの仕事に誇りと自信を持って欲しい。職員各自の行動で、失ったものを取り戻して欲しい。単に不正行為をしないという程度の問題ではなく、今回の事件をきっかけにして、市民と行政の新しい信頼関係を築く必要がある。そのために最大限の努力をして欲しい。