仕事始め訓示(要旨) <平成14年1月4日> 明けましておめでとう。年末年始、如何過ごされたでしょうか。また、こうしてお元気な姿を拝見して嬉しく思う。仕事納めの日以来、数日しか経っていないのに、年が変わると、外の空気や光さえ、何とはなしに晴れやかに新鮮に感じられる。また、気持ちを新たにして、仕事に取り組んでいただきたい。 昨年末、錦帯橋の強度試験が行われた。担当された早稲田の先生がこう言われた。「錦帯橋は、進化している」と。そのとき、まさに我が意を得たりと思った。300年のときを超えて、その時々の人の知恵を借りながら、まるで生き物のように、常に進化しながら、現代まで生き続けている。そして、装いを新たに、今また「未来へのかけはし」として生まれ変わろうとしている。 市行政も錦帯橋と同様に「進化」しなければならない。今、日本は、経済はもちろん、社会全体が、混迷している。進むべき方向性を見出せず、漂流していると言ってもいい。わが岩国もそうであるが、地方自治体も多額の借金を抱えて、あえいでいる。 確かに限られてはいるが、岩国にも、人的資源も、財源も、可能性もある。これらを、岩国市の発展のために、市民全体の幸福のために、一つの方向に向かって、総動員しなければならない。有効にかつ公平に使う必要がある。乏しい資源を浪費する余裕はない。先に「市政刷新宣言」をした。そしてまず「行政執行基本条例」を制定。これが、「公平」な行政を作り上げる基礎となる。そして、これから厳しい予算編成を行う。これらすべてが、岩国市政の「進化」の手段となるものである。社会情勢の変化に対応して、「進化」しない自治体は、競争に負け、敗者となるしかない。皆さん一人一人が、このことをしっかり自覚していただきたい。 厳しいことばかり言ったが、職員は家族であり、楽しく仕事もしたい。私もできるだけ皆さんと話をする機会を持ちたい。そして、今だに私が飲食を禁止しているというおかしな噂があるようだが、皆さんも、大いに地元で酒を飲み、買い物をしていただきたい。