平成13年芸予地震の被害状況について (臨時会にて報告) <平成13年3月29日>  去る3月24日に発生いたしました、平成13年芸予地震の被害状況等について御報告を申し上げます。 はじめに、今回の地震で被害を受けられました市民の皆様方に、心からお見舞いを申し上げます。 負傷された方々には一日も早い御全快をお祈り申し上げますとともに、建物等に被害を受けられた方々は、くれぐれも御自愛のうえ復興に当たられますよう、お願い申し上げます。 市といたしましても、今後とも行政としてでき得る限りの対策を講じてまいる所存でございます。 それでは、御報告いたします。 まず、今回発生いたしました地震の概要についてでございますが、気象庁地震火山部の発表によりますと、発生は平成13年3月24日午後3時28分頃、震源地は広島市沖の安芸灘で、震源の深さは約60キロメートル、地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定されており、今回の地震による最大震度は6弱となっております。 岩国市におきましては、庁舎敷地内に設置されております地震計が、同時刻に震度5強を記録しております。 また、その後の余震についてでございますが、震度1以上の有感地震は、昨日までで12回を観測しており、そのうち最も大きなものは26日の午前5時41分頃に発生した震度4の地震で、マグニチュードは5.2と推定されております。 なお、この26日の地震以降、震度1以上の地震は観測されておりません。 次に、今回の地震に対する市の対応についてでございますが、 総務課内に設置しております震度表示盤が震度5強を表示したことから、地震発生直後の午後3時30分頃、庁内放送を通じて在庁職員に第一会議室への集合を指示し、地域防災計画に基づく第3非常体制を始動いたしました。 まず、多数の市民が集う市民会館等の施設に職員を派遣するとともに、被害状況等を把握するため、班を編成して市内各所に職員を派遣し、情報の収集と応急対策に当たったところでございます。 翌日の25日は、早朝より雨天となり、被災者からの御要望も寄せられたため、午前7時に、雨漏り防止のためのブルーシートの配布を決定し、調達を開始いたしました。幸いにして、海上自衛隊や山口県等の御支援をいただき、早朝にもかかわらず約450枚の確保がはかられ、市体育館や各出張所を配布場所にして、昨日までで239枚の配布を行ったところでございます。 また、被災者の様々なお問い合わせに対応するため、26日午前9時、コミュニティー課内に「地震被害相談コーナー」を開設したほか、地震で住宅に半壊以上の被害を受けられた方や、重傷以上の被害を受けられた方に対し、見舞金を支給する特例措置を講ずることにいたしております。 次に、被害の概要について御報告いたします。 今回の地震による被害状況につきましては、昨日(28日)の午後3時現在の状況を資料としてお手許に配布させていただいておりますが、その主なものについて御説明いたします。 まず、人的被害でございますが、重傷1名、軽傷5名の計6名で、このうち重症者は、市内の78歳の女性の方が自宅で転倒して意識不明となられたもので、現在国立岩国病院に入院中でございます。 住宅の被害につきましては、瓦の破損や壁の崩落・亀裂等の一部損壊で、半壊、全壊の被害は生じておりませんが、この数値は、市役所に被害届けや報告があった件数でございまして、実数はこれを上回っているものと考えております。 道路等の都市基盤や水道等のライフラインへの被害で、市民生活に最も影響を与えたものといたしましては、 青木町1丁目の工業用水道管破裂による国道188号の通行止めで、24日午後6時から翌25日の午前8時までの14時間全面通行止めとなりましたが、これは25日の午後5時に完全復旧いたしております。 庁舎・学校等の公共施設の被害のうち、主なものは、岩国城において屋根瓦が各層屋根において部分的なずれや落下が多数確認されているほか、4階のコンクリート柱が大きく損傷しているため、現在閉鎖いたしております。 また、市役所庁舎につきましては、各階にわたって150数枚のガラスが破損したほか、特に3階を中心とした耐力壁等にかなりのクラックが入っており、コンクリートの圧縮強度が落ちていると 考えられますので、応急措置をほどこすとともに、早期に再度の耐震診断を行い、その結果を待って、補強工事についても検討してまいりたいと考えております。 今回の地震による、市施設に係る被害金額の算定につきましては、今しばらく時間をいただきたいと存じますが、26日現在での集計では、道路、河川、港湾、市営住宅、公園、学校等の教育施設で、合わせて約5,300万円、水道施設で約600万円、合計で約5,900万円となっておりますが、査定中の施設も多く、また新たな被害箇所も見込まれますことから、今後かなりの増加があるものと考えております。最後になりましたが、今回の地震に際しましては、ボランティアの皆様方の心温まる御支援をいただいております。 また、議員の皆様をはじめ市民の皆様方から、御助言や励ましの言葉をいただきました。 この機会をお借りいたしまして、心からお礼を申し上げます。 以上で、御報告を終わります。