13年度予算否決に至る経緯 <平成13年3月22日>  3月議会の最終日(3月22日)、13年度予算案が5項目にわたって修正可決された。それに対して私が「再議権」を行使した結果修正案が否決された。そして、最終的に予算全体が否決された。この間の経緯を説明する。 まず、修正の対象となった5項目は次の通りである。 1.市政モニター事業(261千円)を削除 公募で20人の市政モニターを選び、市政に実際に触れていただきながら意見、提言を市政の参考にするもの。 2.地域魅力づくり事業(1,500千円)を削除 市内各地で、まちおこしなどの自主的な活動を行うグループ等5団体に対し、事業費の2分の1(限度額30万円)の助成を行う。 3.ISO14001取得事業(8,460千円)を削除 環境の国際規格であるISO14001を取得し、市役所が環境改善に取り組む姿勢を内外に明らかにするとともに、職員の意識改革を図る。 4.農村総合整備事業(10,150千円)を削除 弥栄ダム周辺の活性化事業の一環として、持ヶ峠に遊歩道を建設するもの。 5.工業用水使用助成金(29,492千円)を15,000千円に減額 企業進出の条件として、使用する工業用水の一部を助成するもの。 1と2は、いずれも「市民と職員、五つのかけ橋」の一つである市民の市政への「参画」を一層進めるための新しい仕組みであり、私の市政運営にとって重要なものである。3は、山口県が今年の2月に取得しており、全国の自治体でも急速に取得が進みつつあり、県下に先駆けて取得することにより岩国の環境改善や、職員の意識改革、ひいては経費節減にも大いに役立つものである。4は、地元の要望の強い持ヶ峠地区の活性化のための事業であり、すでに国、県の高率の補助が確定しているものである。5は、企業誘致の際の条件に反することになり、岩国市との信頼関係を大きく損なうことになる。今後の企業誘致や新規投資などに悪い影響を与えることになる。 これらはいずれも今後の市政運営にとって重要なものばかりであり、私としては了解することができないと考え、地方自治法に基づく「[a href="saigisetumeisyo.html">再議[/a>」に付し、もう一度審議をお願いすることとした。 「再議」においては、修正案を可決するには3分の2の特別多数を必要とするが、採決の結果、3分の2に達せず修正案は一転して否決されることになった。 修正案が否決された後、残った予算原案(執行部が初めに提出したもの)が採決に付され、否決された。 修正の対象となった事業につきいろいろな議論はあろうが、修正部分は約3,500万円、予算全体約430億円の0.1%以下に過ぎない。新年度予算案には、市民生活に欠かせない重要な事業がたくさん含まれており、よもや予算全体が否決されることはないだろうと思っていたが・・・。私の市政運営を信任しないということであろうか。