風(86)

<平成16年3月1日号>

岩国市の職員が加入する労働組合がある。地方公務員法により「職員団体」とよばれる組合を結成し、勤務条件などについて使用者側と交渉することができる。しかし、民間企業の労働組合とは異なり、公務という性格からストライキをすることは禁止されている。その代わりに、毎年夏に人事院が、官民賃金水準の比較をした上で、給与やその他の手当てなどの改定について勧告を行う。国も地方もこの人事院勧告を原則として尊重して勤務条件の見直しを行うことになる。

岩国においても、最近、人件費を抑制するために給与や手当ての引き下げ、職員数の削減などを行い、また、効率化や市民サービスの向上のための様々な業務の見直しを行ってきているが、職員の勤務条件に関係するものについては、組合と話し合いを行っている。

市役所も一つの会社、職員も働く労働者として、その労働環境を改善し、勤務条件の向上を図るために団結して使用者側と交渉に当たる。一方、社員の生活を守ることは私にとっても大切な仕事である。そうした意味で、労使は重要なパートナーであり、誠意を持って話し合いを行いながら、円滑な市政運営に努める必要がある。

昨年末、職員組合の役員改選により新しい体制が発足した。今後、組合がどのような運営を行っていくのか、またどのような姿勢で交渉に臨んでくるのかまだ手探りの状況であるが、市民のために仕事をしていくという基本的な考えを忘れず、お互いに緊張感を持ちながら、しかも信頼感のある労使関係をできるだけ早く築いていきたい。

広島の芸北文化ランドで行われた市民スキー教室に参加した。岩国市スキー連盟のお世話で毎年開催されているもの。あいにくの天候で終日大雪が降る中、多くの子供達を含めて60人以上の市民がクラス別に分かれレッスンを受ける。私も、中級に入り教わる。こんなはずではと思いながらも、スキーが言うことを聞いてくれず、時に吹きだまりに突っ込み雪もぶれ。