前東京芸術大学学長の澄川喜一先生を、岩国市の文化に関する顧問にお迎えした。先生は、島根県六日市町のご出身であるが、岩国工業高校で多感な青年時代を過ごされた。このまちをこよなく愛され、中でも、錦帯橋はその後の先生の創作活動(彫刻)の原点になったと言われている。その作品は、県内はもちろん全国各地に設置されている。そんな先生に、大きな方向性を示していただき、将来にわたる岩国の文化の礎を築きたい。当面は、錦帯橋の架け替え後の用材の文化的な活用方法、錦帯橋に関する資料の保存、調査・研究など、その文化的な価値をいかに高めるかといった観点からご指導をいただく予定。我々の及びもつかない先生の豊かな感性に岩国の文化をお任せするくらいの気持ちでいる。
錦帯橋は今回装いを新たにするが、歴史や古い文化を大切にするという意味で、気になることがある。一つは、横山地区。先日、吉川資料館の入り口の昌明館付属屋及び門の修復が行われたが、その他にも、錦雲閣や能舞台、旧岩国高校の武道場、崩れかけた塀などの歴史的建造物は、このまま放置しておくわけにはいかない。時間をかけてでも順番に修復していく必要がある。
二つ目には、岩国側の大明小路一帯の古いまち並み。歯が抜けるように空き地や駐車場が増えている。ご賛同が得られれば、将来的に住民と行政が協力して古い建物とまち並みを一体として守っていく「伝統的建築物保存地区」として、国の指定を受け、計画的にまちづくりを行いたい。
錦帯橋を中心にして、横山と岩国側がそれぞれの個性を大切にしながら、岩国にしかない、歴史的情緒と自然豊かな品格のあるまちをつくりたい。長い時間と世代を超える強い意思とこだわりを持って。
「はぁすちゃん」、何のことかわかりますか。特産のれんこんのかわいいマスコットです。その名を冠したれんこん料理が、県知事賞に輝いた。女性の力でれんこんを売り出そうと、様々なアイデア料理に挑戦してきた「ロータスレディースクラブ」の作品である。乾燥させ、長期保存ができ、いつでも手軽にぬるま湯でもどして食べることができる。早速わが家の食卓にも上る。お菓子と間違えないで!