ホットラインに、学校5日制と総合的な学習の実施による子供達の学力低下を心配する母親の声が寄せられた。最近になり新たに補充的な学習を奨励するなど国の姿勢もふらついており、もう一度今回の教育改革の趣旨を考えてみたい。
知識の詰め込みにかたより過ぎていたという反省から、今回の改革では、机の上での学習内容を約3割少なくし、自然体験やボランティア活動など学校独自の取り組みを行う総合的な学習の時間を新たに設け、教科書の枠を超えた学習により「確かな学力」を身につけさせ、生きる力や考える力をはぐくむことを目的としている。子供達に本当に必要なのは、単なる知識の量ではなく、人や社会がどんなものであるか実際に体験し、多様な個性や能力を発見し、興味や関心、自発的に学ぶ意欲を引き出すことであり、その意味で今回の改革の方向は正しいと思う。また、一般的に言われている学力についても、基礎的に重要な内容はきちんと教えた上で、個々の児童生徒の状況に応じてグループ分けし、よりきめ細かく指導する方法も取り入れられるので、子供達一人ひとりの実力はむしろ向上するのではないだろうか。
次代を担う子供の教育は大切であり、今年度の予算では、指導助手を10人、芸術、文化などの非常勤講師を7人配置し、さらに生きた英語に触れるために外国人教師を増やすなど、小中学校では少人数による指導などきめ細かな教育を行うことができるようにした。新しい教育が成果を挙げるためには、地域や家庭のご協力がどうしても必要であり、放課後児童教室の土曜日終日開放や、学校ボランティアの登録制度も始まっており、こうした仕組みも有効に活用していきたい。
全国初の試み(?)となる錦川清流線カヌー列車のPR行事に参加した。カヌーの操り方など一応の基礎を教えてもらい、いきなり南桑からの川下りに挑戦。途中で浅瀬に乗り上げたり、ひっくり返ったりしたが、時にゆるく、はやく変化する流れ、左右に展開する淡い緑、鳥のさえずり、底の石まで見える透明な水、優雅に泳ぐ鯉の姿。驚きと感動そしてやすらぎの時間であった。皆さんも清流線とカヌーを楽しんでみませんか。