錦帯橋第3橋の解体も終わり、いよいよ新しい橋の組み立てが始まります。市政も抜本的改革を進めるため、昨年11月に市政刷新宣言を行いました。1行政執行における倫理の確立、2危機的財政の克服、3行政改革の徹底、4市営バス事業の再建、5職員の意識改革です。
宣言の1は、「行政執行基本条例」としてまとめ、12月議会で成立。この条例は、私の政治を実現するための重要な課題であり、就任以来胸の内に温め、準備をしてきたもの。主な内容は、契約、人事、採用などあらゆる行政執行につき、市長等の特別職は、外部の圧力や影響力に左右されず、常に公平な判断をすること・あっせんや依頼などを受けて、一部の人に有利な取り扱いをしないこと・配偶者なども含めた資産公開の徹底などです。法律に触れない行為も含めて、将来にわたって政治倫理の確立(本当の意味で市民全体のための公平な政治)を目指すものであり、岩国の政治に一つの時代を画するものになるでしょう。
そして、財政の健全化。12月議会での条例改正等を経て、本日から更なる人件費の削減などが実施され、現在、14年度の予算編成も始まっています。継続中の予算なども例外とせず、すべての事業や補助金、日常的な経費も含めて見直しを行います。岩国市は、今後、市庁舎の建て替え、幹線道路の整備など大きな財政負担を伴う事業が目白押し。財政を破綻させることなくこうした事業を実施していくためには、もはや一銭足りとも無駄にはできません。今こそ、市民の声に耳を傾け、貴重な税金を市民全体のために有効に配分することができる政治の仕組みをつくり上げる必要があります。一部の地域や特定の人のためではなく本当に岩国の発展のために今何をなすべきか、厳しく優先順位を考えるべき。でき上がった仕組みを壊すことは、大きな困難を伴うのが常ですが、社会状況の変化に対応して、機敏に変革を成し遂げたもののみが新しい発展を遂げることができます。変化に適応できない生物は、取り残され、消え去る。自然界の変わらぬ法則です。
錦帯橋は、300年の時を超えて、岩国の文化、生活そして風土の中に溶け込み、一人ひとりの心のよりどころとなり、かけがえのない存在となっている。そして今、新たな人間の情熱を駆り立て、その技術を借り、自らを更なる未来へのかけはしとすべく、装いを変える。次なる300年へと続く悠久の生命。人の営みもかくありたい・・・。