風(26)

<平成13年5月15日号>

芸予地震の状況のご報告と反省。今までに経験したことのない激しい地震であり、私も各地域を視察し、何軒かお見舞いに伺ったが、床下がえぐれ傾いた家、ふすまが湾曲し、畳が盛り上がり、床下に液状化現象が起きた家、壁にひびが入ったり、屋根瓦がほとんど落ちた家があるなど、地域により大きな被害が生じた。3月末現在の被害状況は、負傷者6名、家屋被害111件であり、この内、重傷者1名と家屋半壊3件に対して、芸予地震の特例として県等と一緒に見舞金を差し上げた。

災害対策に職員も休日も返上して頑張ってくれたが、体制もノウハウも不足しており必ずしも十分な対応ができなかった場合もあった。また、行政が踏み込めない部分もあり、今回その足らざる部分を補ってくれたのが災害ボランティアセンターである。阪神・淡路大震災で活躍した人達を中心に約30人のボランティアがいち早く立ちあがり、シート張りやごみの片付け、困りごとの相談など、一人暮らしの高齢者や障害者世帯を中心に様々な相談や依頼を受けて手際よく対応してくれた。1週間の活動期間中に相談件数は37件、活動延べ人数は98人に達した。突然の災害により精神的にも動揺しているであろう被災者にとっては何よりも頼もしい存在であったのではなかろうか。

初めの段階での通信手段の確保や被害状況の把握方法、生活必需品の備蓄、関係機関との連携のあり方など、反省させられることも多く、今回の経験を活かして災害対策に万全を期していきたい。

「そのとき私はこうした」、「こうすればよかった」、「こんなものが足らなかった」などなど、お気付きがあれば、ホットラインで届けてください。

春になり、藤生や海土路の天神祭り、北河内下愛宕社の祭り、南河内の菜の花まつりと菅原社の祭り、そして長山公園まつりなどが続く。うどんやドーナツなどが飛ぶように売れ、工夫を凝らした山車が練り歩き、自慢の踊りや歌が飛び出す。地域を愛する人達の熱い想いに支えられ、子供達にとっては、一生の忘れられない思い出となり、ふるさとの記憶となるであろう。