5項目にわたる予算の修正。それに対して私が「再議権」を行使して修正案を否決に持ち込む。そして、最終的に予算全体が否決される。市政運営上一番重要な予算をめぐって3月議会で何が起こったのか、どんな議論があったのか、市民の皆さんにわかりやすく説明してみたい。
今回議員から提出された修正案は、市民の市政への「参画」を一層進めるための市政モニター事業と地域魅力づくり事業、環境改善のための国際規格であるISO14001の取得事業、地域活性化のための持ヶ峠遊歩道の建設事業などを削除し、さらに企業誘致の際の条件になっている工業用水の助成金を削減するもの。いずれも今後のまちづくり、また地域の人達や誘致企業との信頼関係を維持するためにも重要なものであり、本会議で修正案が可決された後、了解することができないと考え、もう一度審議していただくこととした(地方自治法に
よる「再議」)。その結果、必要な3分の2の票数に達せず修正案は否決されたが、引き続き行われた採決により新年度予算全体も否決されるという大変な事態になった。
しかしながら、予算がないという事態は異常であり直ちに議会側と協議に入ったが、合意に至らず、大変残念であるが、市民生活に大きな影響を与え、職員にも過度の負担をかけることを避けるために、予算の成立を最優先に考えて全ての修正項目を組み込んで予算案を作り、3月29日の臨時議会に提出することにした。私と議会との話合いが足りないのではないかという意見もあり、この点は率直に反省し改めていこうと思う。
先月の地震により被害を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げます。私もいくつかの地域を視察したが、屋根瓦が落ちたり、ブロック塀が壊れるなど被害甚大であった。市庁舎も大きな被害を受け改めて地震の恐さを思い知らされた。職員のほとんどが、休日を返上して被害状況の把握や復旧対策、後片付けに追われた。ごくろうさまでした。ボランティアの活躍もあったが、一人暮らしの高齢者への援助など十分な対応ができなかった部分もあり、今回の経験を活かして今後の防災対策に万全を尽くしたい。