風(9)

<平成12年4月1日号>

JR岩国駅の東口の終日開放が危機に立たされている。JR東口では、現在、半日はJRの負担で、残りの半日は人絹町商工連盟を通じての市の補助金により改札が行われている。11年前、地元住民や関係者の強い要望によりこうした仕組みが実現したものであり、法形式的な意味では若干の問題がある(市からJRへの補助金の支出が認められていない)のは事実であるが、住民の便宜、地域の発展に大きな役割を果たしているものであり、いわば誰もが喜んでいる仕組みである。

ある日の新聞記事がきっかけで、大変残念であるが12年度予算からこの補助金を削除せざるを得なかった。ただ、そのまま手をこまねいているわけにはいかない。将来的には橋上駅を建設することが最上の方法だと思うが、当面、何とかJRの負担で終日開放してもらうよう粘り強くお願いするとともに、他の方法がないかあらゆる手を尽くすつもりである。[img SRC="kaze-9.jpg" height=247 width=419 align=RIGHT>

しかし、今のところなかなか妙案がないのも現実であり、この原稿が皆さんの目に触れるころには、朝夕のラッシュ時以外は閉鎖され利用者に大きな迷惑をおかけしているかもしれない。どんな事態になろうとも、連絡地下道などの安全対策だけはしっかりやっていかなければならないのはもちろんである。

岩陽高校に招かれ講演する。私の子供と同年代であり何を話したらいいのかわからず不安であったが、みんなあまり無駄話もせず集中して聞いてくれたようで楽しかった。届いた感想を少し紹介する.。

「私は、やる前からあきらめるというのが多いから、話を聞いて挑戦しつづければできるとわかったので、これからはあきらめず何回もチャレンジしていこうと思います。」

「今までは、街の事で何かあったらすぐ市長や政治家のせいにしていたけど、これからはもっと市民の自覚を持って行動しようと思った。」

「市長さんが絶対市長になりたいと思って夢を実現したように、私もいつか絶対夢をかなえるぞと思いました。」

はるかに遠いと思っていた彼らとの距離が少し近くなった気がする。