行政と政治、そして市民との関わりについて。私も政治を行うものとして、企業や個人から様々な依頼を受ける。また、議員も、同様に多くの依頼を受け、それを行政にあっせん、要望する。全国どこでも日常的に見られる光景である。しかし、あっせんを受けた行政が特別に何らかの配慮をすれば、全体という目で見れば必ずどこかで不公平が生じることになる。行政の役割は、貴重な税金をあずかり、市民全体の幸福を最大にすることにあり、一部の意見に影響されることなく、常に、顔の見えない市民全体の顔を見て、声の聞こえない市民全体の声を聞いて、「公平」な判断をする必要がある。
国では、今「あっせん利得罪」が大きな議論になっている。政治家による行政に対する各種のあっせん行為を禁止しようとするもの。成立すれば、政治を大きく変える契機になり得るものであり期待したいが、同時に、あっせんを受ける行政の方も、姿勢を正すことにより、新しい政治と行政の関係が見えてくる。
7月下旬、通津郷友会の主催で、ひがしたくしゃ東沢瀉先生顕彰式典が行われる。東沢瀉は、幕末の著名な陽明学者であり、勤皇の志士として活躍した後、明治以降は、保津の面高に塾を開き、教育者として後進の指導に当たった。終えんの地には、碑と先生の像を祭るお堂、そして、陽明学者中江藤樹の庭から移植された藤の花などが今に伝えられている。偉大な先人の足跡を訪ねることは、郷土を愛し、誇りを持つことにつながる。通津村時代から続く地元の人達の熱い思いに敬意を表したい。
下欄の「市長ホットライン」で、急病の高齢者を手際良く介抱した市営バスの運転手の話が紹介されている。市では、現在職員研修の一貫として一人ひとりが救急隊員たるべく講習を実施中。彼は、これとは別に自主的に講習を受けていた由。心掛けや、うれし。