錦見の福祉の里に予定されている特別養護老人ホームの建設用地の無償貸与が、難産の末、先の6月議会でようやく承認された。議案そのものは4月議会で否決されたものと同じであるが、より安定した運営となるよう法人の資金計画の一部見直しが行われている。議員の方々や心配していただいた市民の皆さんに心から感謝したい。最終的には、この施設が必要だという多くの市民の声がもつれた糸を解きほぐす大きな力になった感じがする。運営主体となる法人の皆さんも、様々な議論がある中、高齢者福祉の重要な一翼を担うという意識を持って、辛抱強く理解を求める努力をされた。その強い使命感と責任感に敬意を表したい。すでに介護保険がスタートしており、特別養護老人ホームの建設がさらに大きく遅れるという最悪の事態を免れることができてほっとしている。今後は、一日も早く手続きを進め、14年春の開設にこぎつけたい。
議会と行政の関係、それに市民がどのように関わっていくべきか、今回はいろいろ重要な問題が提起され、多くの方が、関心を持ち、議論に参加し、考えたような気がする。行政と議会がそれぞれの役割分担を守りながら、適度の緊張関係にある中で、常に民意がどこにあるか意識して政策決定が行われる、議会制民主主義の形であろう。
市民会館の行事に参加しての帰り道、ふと見ると、市役所前交差点の植え込みで、一生懸命草取りをしている人がいる。ああ、ありがたいことだと思わず駆け寄り「ごくろうさま」と声をかける。聞いてみると、どこかへ行く途中であったが、草が生え放題になっているのを見過ごすことができず、自転車を飛び降りて作業をしているという。いつも自ら率先して行動するその姿には頭の下がる思いである。
「風」シリーズを書き始めてすでに1年が経過するが、時々、毎回楽しみに読んでいるよと言われる方がある。それを聞くと大変うれしくなり、元気が出てくる。せつぶん拙文ではあるが、思ったまま、感じたままを素直に表現してみたい。