風(1号)

<平成11年7月1日号>

6月に入ってまもない頃、機会に恵まれ2度のホタル見物に出かけた。漆黒の闇の中を無数の光の帯を引きながら、高く低く群れ飛ぶ優雅な舞に見とれしばしたたずむ。これほど多くのホタルをこんなにも身近に見ることができようとは、新鮮な驚きであった。ホタルとホタルを育む自然、環境の大切さを改めて感じさせられ、私の胸の中に、小さいけれども密かな夢がまた一つ、「子供の頃のように、もう一度近所の小川にホタルを蘇らせたい…」と。

5月6日に初登庁以来、約1ヶ月が経過(この原稿を書いたのは6月中旬)、この間、関係機関への挨拶回り、部内の事務説明、その合間に多数の来客、加えて5月は各種団体の年に一度の総会、大会シーズンであり、多くの会合に出席、懇親会にも。週末にも行事が重なることも多い。初登庁以来、自宅で食事をしたこともないほど慌しい1ヶ月であった。一段落すれば、時間をしっかりとり、腰を落ち着けてものを考え仕事をしていきたい。

7月1日から「市長ホットライン」も設置される予定であり、「市民懇談会」もまもなく始めようと思っており、そうした仕組みを通じて風通しの良い政治を実現し、市民の声に耳を傾け、まちづくりに専念するために時間を多くとりたいと思う。儀礼的な行事等ばかりに追われることだけは避けたい。冠婚葬祭などについても、全てに出席することは時間的に無理であり、親族など通常の範囲に限定しようと思う。岩国ためにしっかり仕事をしたいという私の率直な気持ちであり、どうかご理解いただきたい。

とりとめのないことを記してきたが、今後は1ヶ月に1回程度誌面を借りて、私が日々何を思い、何をしているか、エピソードなども交えながら思いつくままに書いてみたい。井原の本音の気持ち、考えなど少しでも多くの方に知っていただけたら、そして、私を通して行政を見ていただき、いくらかでも身近なものに感じていただけたら幸いである。